2011年05月16日
『白雪邸殺人事件』に挑戦!

あいちゃさんの新作『白雪邸殺人事件』の推理をしてみたいと思います^^
わたしの推理をこの下に書きますが、ネタバレになってしまうかも知れませんので背景と同じ色のフォントにいたします^^
ハイライトしていただければごらんになれます。^^
わたしの推理を読む前に、ぜひみなさんもあいちゃさんの新作をご精読いただき、ご自身で推理をしてみましょう!
事件を解くキー
犯人があえて密室の状態を作り出したのは何故でしょうか?
それは、クリン以外の犯行は不可能と思わせる目的のためでしょう。
そしてそのクリンが自殺とみなされば、これで完全犯罪になります。
そうであれば、これ以上の連続殺人にはならないはずです。
そこでこの密室の謎が解ければ、犯人も誰であるのかわかるでしょう。
内側からボルト錠をかけた者、それが犯人です。
ではどうやって施錠をして、その場から立ち去れたのでしょうか。
わたしの推理をこの下に書きますが、ネタバレになってしまうかも知れませんので背景と同じ色のフォントにいたします^^
ハイライトしていただければごらんになれます。^^
事件の起きた密室では、鍵にはトリックのないこと、窓からの脱出ではないこと、が説明されています。
もしクリンの犯行でないとすると、考えられるのは3つです。
1犯人は、トリックを使って部屋にいないでドクを殺した
2ドクは自殺した
3犯人はシド、ポチ、二階堂氏が鍵を壊して書斎に入ったときにはまだ室内にいた
1の推理はちょっと手ごわそうです^^;
毒殺であるとか、ピストルで撃たれていたとか、他の死因であればその場にいなくても実行できる可能性はありますが、頭部への打撲では少し難しそうです。
2は意外ですが、推理小説ではよく出てくるトリックです。
まずドクはクリンを眠らせ、彼を犯人に仕立てて自殺します。
冒頭にドクがオフ会に参加した理由として、ややもすると、彼の人生を左右しかねないことになる由々しき用件――、とありましたから、いよいよ抜き差しならぬ事態に陥ったのかもしれません。
その原因を作ったクリンをせめて犯人に仕立てようとしたのかもしれません。
ただこれも、死亡するほどの打撲を自分自身に与えられるのかは疑問です。
となると、答えは残った3でしょうか。
ここで白雪邸の見取り図が重要です。
書斎には、書庫と廊下側の壁の間に空間があります。
犯行後、ここに犯人が隠れ、三人がドアに体当たりして前につんのめり、真っ暗な室内からその隙に外に出ることは可能かもしれません。
その場合、それが可能であるのはココと、モネになります。
この犯行には早めにドアを打ち破る発見者が必要です。
皆が寝てしまい、翌朝になって二人がいないことに皆が気づいてから鍵のかかった書斎のドアを押し破る、ということではいけないのです。
明るければ、隠れていても分かってしまうでしょうし、それにいつクリンが目覚めるのかわかりません。
遅すぎず、早すぎず、ちょうどいいタイミングでドアを押し破ってもらわなければなりません。
ということは、書斎のドアを打ち破るべくシドに手助けを求めた二階堂氏が犯人の一味ということになります。
実際、二階堂氏は倒れこんだシドとポチの上に時間差をおいて倒れこみ、犯人の逃走ので助けをしたようです。
ではいったい犯人はココなのかモネなのでしょうか。
この続きはまた次回に^^
Posted by mizuki at 21:15│Comments(2)
│mizuki事件簿
この記事へのコメント
みずきさんの名推理、
続きが楽しみです^^
続きが楽しみです^^
Posted by あいちゃ at 2011年05月17日 21:26
あいちゃさん
もうすでに大きくはずしてしまっているかもしれませんが^^;
もうすでに大きくはずしてしまっているかもしれませんが^^;
Posted by mizuki at 2011年05月19日 23:12