2013年08月12日
6歳になりました 5
先日、ベネチア・アリアのサマーカーニバルを催しました。
シムが Yumix大陸に越してきてから初めてのイベントです。
この催しには、かえでさんのある思いがありました。
わたしがベネチア・アリアのことを知ったのは4年前、「ヤナの世界」の記事でした。
RLで一番好きなベネチア!
SLでも、いくつものベネチアシムを訪れて楽しんでおりました。
ところが、大好きだったWITHが閉鎖となり、他のベネチアシムもあまり管理されなくなったり、場所が小さくなったり。
そんなときに、記事に書かれていたベネチア・アリアを訪れました。
まさしくそこはベネチアでした。
かえでさんはリアルト橋を建設中でしたが、とても丁寧な案内をしていただき、それからベネチアのお話でリ上がりました。
まだそのころは、建設中で木の地肌のものや、方眼紙のテクスだけの建物も多く、町並みもシムの半分くらいで、その残りの場所は建物工場でした。
そうそう、クロエさんの宇宙戦艦ヤマトも置いてありましたw
それからわたしのベネチア・アリア通いが始まりました。
シムは、少しずつ出来上がって行くかと思うと、取り壊して作り直しの繰り返しです。
少しでも良いもの、よい方法が見つかると、かえでさんは躊躇なく壊して作り直すのです。
ある日のこと、出来上がったはずのリアルト橋が、一から作り直されていました。
「階段の数が一段足りなかったの」
たった一段を増やすために、すべての段を調整して作り直したのです。
かえでさんのこだわりには、驚くばかりでした。
テクスチャーも、リアルのベネチアの写真のを一軒分ずつ集め、それを元にそれらしく描き起こして作るのです。
それはパズルを組み立てるように、ひとつずつピースを作り上げて嵌めこんでいくような根気のいる仕事です。
かえでさんは、RLでもSLでもベネチアの資料を集めるため、ベネチアの人を探し出してはどこそこの写真を撮ってくれるようにと、お願いするのでした。
建物だけではありません。
ぜひみなさんもゴンドラを漕いでみてください。
橋の下をくぐるとき、漕ぎ手がさっと屈んで身を低くします。
これはリアルと同じ動作です。
こういったこだわりの積み重ねが、ベネチアという街を作り上げているのですね^^
ベネチアはかえでさんだけではなく、ゆりかさん、まさみさん、ゆかさんが作り上げていました。
さらに、スクリプトを作られる方、スカルプを作られる方がおられ、その輪はどんどん大きくなっていきます。
それぞれみなさんが得意分野をフォローしていくのでした。
悲しい出来事もあります。
ベネチア・アリアを訪れた方はおそらく、サンマルコ広場のピラーの上にベネチアの守護神であるライオン像が置かれていないことに気がついたことでしょう。
実は、この像を製作していた方は、東日本大震災の犠牲者になってしまわれたのでした。
いずれ時がたてば、この悲しい出来事も乗り越えられるのかも知れませんが、わたしたちにとって、その方の作成中だった像のかわりに別のライオン像をおくという気持ちには、まだなれないのです。
さて、ベネチアは作っては直して作っては直してなので、シムではいつも何かが工事中で、オブジェクトにテクスチャーがついていなかったり、建物が浮いていたりと、なかなか全景を撮ることができませんでした^^;
何かイベントのあるときはささっとお片付けをしますが、普段は建設現場のような街です
はじめて全景を撮ることができたのは、いよいよシムが閉鎖されると覚悟していた日の前日でしたw
前のオーナーのムーンさんは、たったお一人で4年間シムを支えてくださいました。
すべてをかえでさんたちに託し、ムーンさんは出来上がって行くその街を慈しみました。
いよいよシムを閉鎖されると決断されたとき、わしたちには残念という気持ちと、今までの感謝いっぱいの気持ちがありました。
シムを維持して行くというのは大変なことです。
ムーンさんがご負担されたのは、車が買えてしまうほどの大きな金額です。
もちろんベネチアがなくなってしまうのはとても残念で悲しいのですが、それはムーンさんへの感謝の気持ちに比べたらとても小さなものでした。
最後の日のイベントは、ムーンさんありがとう、ベネチアを愛してくれたみなさんありがとう、そんな気持ちいっぱいのお祝いでした。
もうベネチアは作れるところまで作ったし、RLも忙しくなったからSLは終わりにする、かえでさんはベネチアの最後を機に、SLを引退する予定でした。
それでも最後の日の前日でも、深夜まで橋を作り直していました。
メジャーな橋ではないにもかかわらず、遅くまでその橋を手直ししているのでした。
それは、Waterlandのうおたさんが、やはりシム閉鎖直前にもかかわらず、新しい木を植え枝を整えていた姿と重なりました。
そのときのクリエーターさんの気持ちを、わたしが推し量ることはできません。
ベネチアは、みなさんご存知とおり、消えることなくYumixさんに引き継がれました^^
先日のサマーカーニバルで伝えたかったかえでさんの思い。
最後の挨拶で、かえでさんがお話したとおりです。
それは、
ムーンさんへの感謝の思い
Yumixさんへの感謝の思い
ベネチアを訪れてくれる方への感謝の思い
わたしからも、ムーンさん、Yumixさん、みなさんに、深く感謝申し上げます
シムが Yumix大陸に越してきてから初めてのイベントです。
この催しには、かえでさんのある思いがありました。
わたしがベネチア・アリアのことを知ったのは4年前、「ヤナの世界」の記事でした。
RLで一番好きなベネチア!
SLでも、いくつものベネチアシムを訪れて楽しんでおりました。
ところが、大好きだったWITHが閉鎖となり、他のベネチアシムもあまり管理されなくなったり、場所が小さくなったり。
そんなときに、記事に書かれていたベネチア・アリアを訪れました。
まさしくそこはベネチアでした。
かえでさんはリアルト橋を建設中でしたが、とても丁寧な案内をしていただき、それからベネチアのお話でリ上がりました。
まだそのころは、建設中で木の地肌のものや、方眼紙のテクスだけの建物も多く、町並みもシムの半分くらいで、その残りの場所は建物工場でした。
そうそう、クロエさんの宇宙戦艦ヤマトも置いてありましたw
それからわたしのベネチア・アリア通いが始まりました。
シムは、少しずつ出来上がって行くかと思うと、取り壊して作り直しの繰り返しです。
少しでも良いもの、よい方法が見つかると、かえでさんは躊躇なく壊して作り直すのです。
ある日のこと、出来上がったはずのリアルト橋が、一から作り直されていました。
「階段の数が一段足りなかったの」
たった一段を増やすために、すべての段を調整して作り直したのです。
かえでさんのこだわりには、驚くばかりでした。
テクスチャーも、リアルのベネチアの写真のを一軒分ずつ集め、それを元にそれらしく描き起こして作るのです。
それはパズルを組み立てるように、ひとつずつピースを作り上げて嵌めこんでいくような根気のいる仕事です。
かえでさんは、RLでもSLでもベネチアの資料を集めるため、ベネチアの人を探し出してはどこそこの写真を撮ってくれるようにと、お願いするのでした。
建物だけではありません。
ぜひみなさんもゴンドラを漕いでみてください。
橋の下をくぐるとき、漕ぎ手がさっと屈んで身を低くします。
これはリアルと同じ動作です。
こういったこだわりの積み重ねが、ベネチアという街を作り上げているのですね^^
ベネチアはかえでさんだけではなく、ゆりかさん、まさみさん、ゆかさんが作り上げていました。
さらに、スクリプトを作られる方、スカルプを作られる方がおられ、その輪はどんどん大きくなっていきます。
それぞれみなさんが得意分野をフォローしていくのでした。
悲しい出来事もあります。
ベネチア・アリアを訪れた方はおそらく、サンマルコ広場のピラーの上にベネチアの守護神であるライオン像が置かれていないことに気がついたことでしょう。
実は、この像を製作していた方は、東日本大震災の犠牲者になってしまわれたのでした。
いずれ時がたてば、この悲しい出来事も乗り越えられるのかも知れませんが、わたしたちにとって、その方の作成中だった像のかわりに別のライオン像をおくという気持ちには、まだなれないのです。
さて、ベネチアは作っては直して作っては直してなので、シムではいつも何かが工事中で、オブジェクトにテクスチャーがついていなかったり、建物が浮いていたりと、なかなか全景を撮ることができませんでした^^;
何かイベントのあるときはささっとお片付けをしますが、普段は建設現場のような街です
はじめて全景を撮ることができたのは、いよいよシムが閉鎖されると覚悟していた日の前日でしたw
前のオーナーのムーンさんは、たったお一人で4年間シムを支えてくださいました。
すべてをかえでさんたちに託し、ムーンさんは出来上がって行くその街を慈しみました。
いよいよシムを閉鎖されると決断されたとき、わしたちには残念という気持ちと、今までの感謝いっぱいの気持ちがありました。
シムを維持して行くというのは大変なことです。
ムーンさんがご負担されたのは、車が買えてしまうほどの大きな金額です。
もちろんベネチアがなくなってしまうのはとても残念で悲しいのですが、それはムーンさんへの感謝の気持ちに比べたらとても小さなものでした。
最後の日のイベントは、ムーンさんありがとう、ベネチアを愛してくれたみなさんありがとう、そんな気持ちいっぱいのお祝いでした。
もうベネチアは作れるところまで作ったし、RLも忙しくなったからSLは終わりにする、かえでさんはベネチアの最後を機に、SLを引退する予定でした。
それでも最後の日の前日でも、深夜まで橋を作り直していました。
メジャーな橋ではないにもかかわらず、遅くまでその橋を手直ししているのでした。
それは、Waterlandのうおたさんが、やはりシム閉鎖直前にもかかわらず、新しい木を植え枝を整えていた姿と重なりました。
そのときのクリエーターさんの気持ちを、わたしが推し量ることはできません。
ベネチアは、みなさんご存知とおり、消えることなくYumixさんに引き継がれました^^
先日のサマーカーニバルで伝えたかったかえでさんの思い。
最後の挨拶で、かえでさんがお話したとおりです。
それは、
ムーンさんへの感謝の思い
Yumixさんへの感謝の思い
ベネチアを訪れてくれる方への感謝の思い
わたしからも、ムーンさん、Yumixさん、みなさんに、深く感謝申し上げます
Posted by mizuki at
22:54
│Comments(2)