VENEZIA ARIA

mizuki

2009年12月13日 16:42





RLの旅行で一番心に残ったのはベネチアです。
SLをはじめて、真っ先に探したのもベネチアでした。

ずっと以前に、ナビスルに書いた日記からそのときの様子を引用します。

・・・さて、一番行ってみたかったところ
ベネチアです!
リアルでも一番印象的なところでした。
沖縄で知り合ったイタリア人に、ベネチアを事を聞いてみると、よく知っているのでこれから出かけようと言います。
ちょっとルックスの変わった人だったので、少し用心してLMをほしいといいました。
すると、
OK、今から検索してみる ええ・・・と
ええ?w、知らないのにどこへ連れて行く気だったんでしょw
それでも、その後留守中にIMでちゃんとLMが届いていました。
行くときには必ず声をかけてくれと^^;
一人で出かけましたがw

着いたところは・・・
ああー、サンマルコ広場だ~!!
感激しました^^
・・・しかしすぐにイタリア人の男性がわらわら集まってきますw
うう、どいてくれ~、鐘楼に上がりたいのに~w
でもイタリア人のナンパってあまり悪い気がしないんです。
さっと気の利いたことを言って、しつこくしないでさっと切り上げる・・・とてもフレンドリーなのに馴れ馴れしくなくて、間と間合いがとても見事です。
ちょっと話が逸れましたw

さて、ベネチアです^^
ナンパの男性を振りきり、広場にある鐘楼に上り、そこから下を眺めると・・・
眼下には運河囲まれた町並みが広がりました。
ちょうど沈みかけた太陽が空を真っ赤に染めています。
なんて綺麗なんでしょう・・・

それまでわたしは、SLをどちらかというと少し覚めた目で、ゲーム感覚で捉えていることがありました。
さまざまな不具合や、できることの制限も多く、ちょっとできの悪いゲームw
それでも夢中になっていったのは、友達や知り合った人たちと共通の世界でコミュニケーションが図れること。
同じ空間と時間の中で、まるで相手がそばにいるように、そこで起こっている出来事を共有しながらいろいろなお話ができること。
とくに英語で世界の人とお話できること、これは日常ではなかなか難しいのに、SLではいくらでもできてしまいます^^
次に買い物・・・これはリアルでも一緒ですねw
でも、ただの物がいくらでも見つけられるのはSLならではですw

鐘楼の吹き抜けの窓から赤く染まる街を見て、ジーンときてしまいました。
このすばらしい眺望は、どなたかの手による作品なのです。
ゲームと違って、作り上げたからといってお金が儲かったり、お給料がもらえるものでもありません。
この方は、こういう景色を作ってみたかったのでしょう。
真新しいキャンバスに、自分の思うまま自分なりの絵を描いたのです。
作業ではなく作品なんだ・・・その人の描いたひとつの世界なんだ
その作者はボタンひとつでその世界をポンと出したのではありません。
すべてを生み出すには、さまざまな物語のあったことでしょう。
その世界に足を踏み入れるからには、マナーや心構えをきちんとしなくては・・・そう感じました。
そうですね・・・心意気には、こちらも心意気で応えたいと思ったんです^^

気がつけば陽はすっかり沈み、ベネチアの町は濃い藍に包まれていました。
鐘楼に吹く風も、少し冷たくなった気がしました。

・・・引用はここまでです。


ベネチアとの出会いが、それまでただのバーチャルゲームと思っていたSLの見方を変えてしまいました。
SLのすべては人の作品であり、アバターだけではなくその作品の背後にも人の心がある。
そう考えるきっかけとなったのがベネチアでした。

今はもう、そのベネチアはありません。
その後、ヤナさんのブログでWITHのご紹介がありました。
街並みや建物は違いますが、まさしくベネチアのモチーフのままでした。
すっかり夢中になったわたしは、連日WITHに遊びに行きました。
橋を渡ったり、その下をゴンドラで通ったり、運河に沿って散策したり、細い路地に迷い込んでみたり・・・
なんと楽しいことでしょう^^
でも、そのWITHもクローズになってしまいました。
SLは儚いです・・・

そして、ふたたびヤナさんのブログです!
VENEZIA ARIAのご紹介でした!
まだ製作途中のシムですが、その完成が楽しみです!
ヤナさん、いつも素晴らしい名所のご案内、どうもありがとうございます!




VENEZIA ARIA
http://slurl.com/secondlife/Prada/178/77/21
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