mizuki
2015年02月07日
14:54
紅茶の味わいは、水の硬度、温度、抽出時間で決まります
とことん拘るのでしたら、その茶葉にふさわしい水選びから、例えば輸入のミネラルウォーターで試してみるということになるのでしょうね・・・わたしはそこまで拘りませんが ^^;
温度は簡単ですね
沸騰したてが良いのですから、日本茶のように冷まし具合に気を配ることもありません
もっとも気を遣うのが、抽出時間です
ティーバッグなら、お好みの抽出のタイミングで引き上げれば、お望みの濃さの紅茶が淹れられますが、ポットで淹れるときは、慣れとコツがいります
陶器のポットでは水色が見えませんから、この茶葉なら このくらいの時間、という目安を何回か試しながら見つけ出します
それでも人数が多いと、注ぐたびに中の茶葉が踊って抽出が変わり、注ぎはじめと注ぎおわりとではまるで違った味わいに^^;
カップに、順番に少しずつ注いでも、それはただ平均的になっただけで、どのカップもベストの状態とはいえません
日本は軟水なのでタンニンが出やすく、渋みが出すぎる前に抽出を止めたいものです
そこでお勧めしたいのが、ティープレス!
・・・昨日、こつこつと夜中まで、この記事のために作りましたw
18プリムもあります ^^;
ネットの部分はテクスチャーも描きました^^
使い方は簡単です!
ポットをお湯で温めてから茶葉を入れ、上から勢いよく葉が踊るようにお湯を注ぎます
プレスのパーツをつけて、抽出の時間を計ります・・・まだプレスしてはいけません
水色で判断する場合は、周りから光が入ってカップに注いだときよりも明るめに見えるのでご注意ください
いい加減になったらプレスを押し下げます
時間がたっても抽出が進まなくなるので、2杯目をお替りをしても味わいが変わりません
とくに、硬水用にブレンドされた茶葉は、軟水ではあっという間に渋みまで出すぎてしまうので、ティープレスで淹れた方が失敗がなく確実です
せっかくなのでアニメも作りました ^^
これはわたしの主観ですが、前回書きましたトワイニングも、硬水用を軟水でうまく入れると、軟水用のブレンドよりもっと深みのある味わいを感じます
最近は見かけなくなったのですが、シンガポールや香港ではお化けのように大きなトワイニング缶がありました
トワイニングのロゴが真っ直ぐなので硬水ブレンドのもので、おそらく業務用なのでしょう
お値段は日本の数分の一 ^^
このトワイニングをティープレスで淹れると、味わいも香りも水色も、日本で売られているトワイニングの同じ銘柄のものよりはるかに美味しかったのです
軟水用にタンニンが出過ぎないようにしているブレンドは、他の何かも出にくくなっているのかもしれませんね
一回目に書いたように、わたしは日東紅茶のファンです ^^
もちろんダージリングのファーストフラッシュにもうっとりしてしまうのですが、淹れ方にはかなり気を遣います
ティープレスを使えば失敗はないのですが、いつプレスするかのタイミングはやり直しがきかないので緊張します ^^;
とこか一つ間違えると、お値段が一桁違う紅茶になってしまうことも・・・
紅茶は、まずすぐに色が出ます、このときはまだ何の香りも味もありません
赤みが深くなってくると甘みが出てきます
続いて香りが開き、渋みが出てきますが、この渋みがないと紅茶の芯が立ちません
ここまでたどり着いたら一安心ですが、もう少し攻めてみましょう
渋みに続いて旨みやコクが開いていきます・・・さあ、ここからが真剣勝負です!
渋みもどんどん強くなり、過ぎるとえぐ味になって台なしになってしまいます
このえぐ味になる直前が、香りと味わいのバランスが一番美味しいと思います
その見極めが難しいところであり、紅茶を淹れるときの楽しみでもあります ^^