mizuki
2011年07月07日
20:22
大和に出会うまで、それまではずっと旅人でした。
この地からかの地へ、一つのシムににとどまることなく、あてどもなく旅をしてきました。
たくさんの人に出会い、たくさんのもの見て、語らい、飲んで食べて踊ってw
そうしてまた明日は新しい地に、新しい友に。
大和のシムに落ち着いてからは、日常のリズムが出来上がりました。
お馴染みの顔ぶれ、自分の好きな場所、苦労せずに日本語で会話できることw
大和の制服もいただいて、格好だけは一人前^^
ほかの住人はシムのスタッフをしており、いろいろな役目をこなしていました。
クリエーターの方々、広報の方々、スケジュールや運営の管理、他シムとの交流など、SLを楽しみながらも自らすすんでDUTYもこなしているのでした。
わたしはといえば、とにかく大和にいらしたお客様を案内するのに一生懸命でしたが、物も作れないし、あまり役にも立たずうろうろするばかり^^;
スタッフの方には家が用意されていました。
旅を続けていたわたしは、家にとても憧れていました。
海の底で誰か来ないか心配しながら急いで着替えをすませたり、キャンプの椅子に腰掛けたまま夜をすごしたり・・・もし自分の家があって、そこで服のコーディネイトをゆっしり楽しんだり、柔らかなベッドで手足も思い切り伸ばして眠れたらどんなに気持ちいいことでしょう。
でも、そのために土地を買うことなんて、夢のまた夢でした。
スタッフになって家をもらおうかな・・・
迷いました。
家をもらえるということは、責任を果たすことの見返りです。
それまでシムのお手伝いは私のボランティアでしたが、それがDUTYになってしまうのはどうなのでしょう。
そもそも、期待されている働きをすることができるものなのか・・・^^;
なかなかスタッフになる決心はつきません。
そのうちに、大和のシムの一部を分譲するすることが決まりました。
これなら一国一城の主になれます^^
楽しみにしていましたが、いよいよ条件が発表されると・・・
とてもわたしに手の届く金額ではありませんでした><
やがてシムの大改造に伴って、スタッフの家も撤去されたり、見晴らしのいい場所から移転となってしまいました。
わたしの欲しかったのは、もっとどっしりしたもの。
自分の好きなデザインで、庭があったり木を植えたり、好きな家具を並べて居心地のいい家。
ずっとそこにあって、ただいま、と帰ってこられる家。
できれば、ちょっと高台にあって海が見えたら・・・
さらに贅沢を言えば、大海原に沈む夕日が見えたなら・・・
実現するにはずいぶんと予算が・・・^^;
夢は夢として胸にいだきつつ、家のことは暫く忘れることにしました。