４歳になりました　１２

目の前に突然、ゴチャゴチャした建物のようなものが現れました。
え？　なに？　バラック？
友達にテレポートで呼ばれ、目の前の景色が少しずつ読み込まれていきます。
おかしな建物・・・え、九龍城？

それが大和との出会いでした。
全体が読み込まれ、そして私は息を呑みました。
船なんだ、大きい！！
なんてきれいな船なんだろう！

大和の上に降り立ちました。
とても不思議な感じです。
なんとも温かく、安心感というか、とてもほっとする気持ちになったのです。
戦争の道具なのに、いったいどうして・・・
わたしは戸惑いました。
友達が大和だと教えてくれました。
その名前は聞いたことがあっても、詳しいことは何も知りません。
ただただ、包まれるような温かさに不思議な気持ちでいっぱいでした。

ことあるごとにわたしは大和を訪れるようになりました。
丘の上から大和を見つめていたり、甲板に立ちすくんでみたり・・・
まるで子供のころに父や母に抱っこしてもらっているような、守ってもらっているような、甘えているような・・・
なぜそう感じるのか全くわかりません。

やがて、そのシムに集う方々と仲良くなり、大和のシムですごす時間が多くなっていきます。
戦艦があるからといって戦争の好きな方がいるわけでもなく、メンバーは女性の方のほうが多く、そしてみんな大和が大好きでした。
みんなが大和に対して自分と同じ想いを抱いていることにも驚きました。
みんなも不思議に思っていたのです＾＾


こうして、わたしの旅は一段落となりました＾＾